お知らせ

私はあの日。

荒浜

私はあの日、あの時間。三井アウトレットパーク仙台港の社員としてテナント従業員とお客様の避難誘導にあたりました。全ての従業員とお客様を避難させた後、後ろから押し寄せる津波に恐怖を感じながら警備員と一緒に仙石線中野栄駅まで走った記憶は今もなお鮮明に残ります。
私は、その時、亘理町荒浜で何が起きたのか知る術もありませんでした。改めて本日の河北新報に掲載された写真を目にし、荒浜における東日本大震災の被害を目の当たりにしました。
私は今、亘理町B&G海洋センター艇庫の運営を通して、荒浜の地域の皆様と様々なコミュニケーションを取らせて頂いております。地域の皆様は温かく我々を受け入れてくださります。
私はよそ者です。だからこそ、荒浜のことをよく知って、荒浜の地域の皆様と接して、少しでも何かお役に立てないか、コロナ禍も工夫してお客様を呼んで地域に貢献できないか、同じ志を持つ社員と一緒に考え行動します。
私は今回の河北新報の被災当時の荒浜の写真を目にし、暫くの間、私の中で時間が止まりました。私自身も自宅は全壊し、場所は違えど、被災地の中で生活を再建して参りました。
間もなく10年目の3月11日をむかえます。
引き続き、私は、私として、会社として、何が出来るのか、正解や答えは見つからないかもしれませんが、ただただ、全力に、全力な笑顔でお客様をお迎えして参ります。
海族DMC 太見洋介

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